グラフィックデザイン制作

ブランドの“第一印象”を形にする——想いを可視化するデザインの力
名刺、パンフレット、ロゴマーク──。
これらは単なる印刷物や飾りではありません。企業やブランドにとって、これらのグラフィックツールは「第一印象」を決定づける大切な存在です。人が誰かと出会ったとき、最初の数秒で印象が決まるように、企業もまた、名刺を渡す一瞬やパンフレットを手渡した瞬間に、「どんな会社か」「信頼できそうか」「共感できるか」といった判断を受けています。
私たちは、グラフィックデザインを“伝えるための道具”ではなく、“伝わるための体験設計”と捉えています。ロゴ、名刺、パンフレットはすべて、ブランドの想いやビジョン、独自性を視覚的に届けるツールです。その一つひとつのクオリティが、企業全体の印象や信頼性に直結すると言っても過言ではありません。
■ロゴデザインは、企業の「人格」をかたちにする作業
ロゴはブランドの象徴であり、もっともシンプルで力強いコミュニケーション手段です。
私たちがロゴ制作を手がける際に重視しているのは、次の3つの観点です。
1. ストーリーのある形と色
優れたロゴは、見ただけで「らしさ」が伝わります。
たとえば、創業者の理念や事業の特徴、企業の歩みや未来への意志など、見た目の奥に“意味”や“背景”があるからこそ、人の記憶に残ります。
私たちは、企業が大切にしている価値観を丁寧にヒアリングし、それを抽象化してロゴの形や色に落とし込みます。
2. 展開力・汎用性
ロゴはパンフレットだけでなく、Webサイト、看板、名刺、ノベルティ、アプリ、動画など、あらゆる媒体に展開されます。
そのため、どの媒体でも使いやすく、認識しやすい設計が必要です。私たちは“縮小しても読み取れる”“単色でも成立する”“画面でも紙でも美しく映える”といった実用面を大切にします。
3. 時を越える普遍性
トレンドに乗ったデザインは魅力的ですが、長く使うには不向きな場合もあります。だからこそ、私たちは10年後も“古びない”ロゴであることを目指します。
「今らしさ」と「未来らしさ」のバランスを意識し、変化の激しい時代の中でも「らしさ」を失わないデザインを心がけています。
■パンフレットは、企業の“空気感”を伝える紙のプレゼンテーション
パンフレットは、企業のサービス・商品・理念をまとめた「紙の営業マン」です。
私たちはパンフレット制作を、単なる情報の寄せ集めではなく、「どう見せるか」「どんな気持ちにさせるか」といった“読み手の体験”をデザインするものと考えています。
情報設計がすべての土台
パンフレットで最も重要なのは、デザインでも写真でもありません。実は“情報の並び”こそが、読みやすさ・理解しやすさのカギになります。
たとえば、以下のような流れを意識して設計します。
キャッチコピーや表紙で興味を惹く
会社やサービスの背景をやさしく伝える
利用シーンやお客様の声で信頼を深める
最後に“行動したくなる”導線をつくる(お問い合わせや相談など)
視線の動きやページをめくる順序まで計算して、1枚1枚にストーリーを持たせることが、読み手の心を動かすパンフレットにつながります。
トーン&マナーの統一
デザインにおいては、色・フォント・写真のテイストなどをブランドに合わせて調整し、名刺やWebなどと統一感を持たせます。
統一感のあるビジュアルは、企業としての一貫性を感じさせ、信頼感を高めます。
■名刺は、「はじめまして」の一枚にこめる印象設計
名刺は、もっとも身近で、もっとも小さなブランディングツールです。
しかし、小さいからこそ「紙質」「余白」「レイアウト」「情報の配置」によって、印象に大きな差が出ます。
たとえば…
無駄なく整理された情報配置
適切な文字サイズと余白バランス
ブランドカラーやロゴを活かしたデザイン
手触りや厚みで「質」を感じさせる紙選び
QRコードやSNS導線などのスマートな工夫
など、細部まで考えられた名刺は、受け取った瞬間に“印象の良さ”が伝わります。
そしてその印象は、あとで名刺を見返したときにも記憶としてよみがえります。
グラフィックとは、言葉を使わずに語る“企業の人格”
私たちは、ロゴや名刺、パンフレットといったグラフィックデザインを「企業の人格をつくる仕事」だと考えています。
言葉で説明しなくても、「この会社、信頼できそう」「なんか良い雰囲気だな」と思ってもらえること。
それが、グラフィックの力です。
だからこそ、私たちは一つひとつのデザインにストーリーを持たせ、使う場面・見る人の気持ち・会社の未来までを想像しながら、丁寧に設計します。
“記憶に残る”だけでなく、“信頼が育つ”デザインを。
それが、私たちがグラフィックデザイン制作で大切にしていることです。