スマートフォンサイト制作

すべてのユーザーに快適な体験を届ける——レスポンシブ対応のスマホサイト制作
スマートフォンの普及により、Webサイトの閲覧環境は劇的に変化しました。
今やユーザーの7〜8割がスマートフォンからサイトにアクセスする時代。そんな今、私たちがサイト制作において最も重視しているのは、「スマートフォンでも快適に情報が得られる」ことです。
■レスポンシブデザインとは何か?
レスポンシブデザインとは、パソコン・タブレット・スマートフォンなど、異なる画面サイズに応じて自動的にレイアウトやデザインを最適化する設計手法です。ひとつのURL・ひとつのHTML構造で、すべてのデバイスに対応するため、管理・SEO対策・運用性にも優れています。
私たちはスマホサイトを単に「小さくする」ものではなく、「モバイルで使いやすい形に再設計すること」だと考えています。ユーザーはPCとは異なるシチュエーションでスマホを使用しています。移動中、片手操作、通信環境の制約など、モバイル特有の使い方に対応する工夫が必要不可欠です。
■スマホサイト制作で私たちが重視する5つの視点
1. 視認性と操作性の最適化
小さな画面でも見やすく、押しやすいボタンサイズや余白、文字サイズの設計を行います。スマホでは「指」で操作するため、誤タップを防ぐために最低でも44px以上のタップ領域を確保します。
2. 縦スクロールに合わせた情報設計
スマホでは横幅が限られる分、縦にスクロールする設計が基本です。そのため、最上部にキャッチやCTA(Call To Action)を配置し、重要な情報を“上から順に伝える”構成にします。
3. 軽量・高速化対応
スマホユーザーは通信環境に制約があるため、ページの表示速度はとても重要です。画像の最適化、不要なスクリプトの削除、WebP形式の利用などを通じて、モバイルでも高速表示されるよう最適化します。
4. モバイルSEO対策
Googleは現在、モバイル版の表示を優先して評価する「モバイルファーストインデックス」を導入しています。私たちは、スマホ版での見出し構造、構造化データ、alt属性、パンくずリストなど、SEOに関わる要素をモバイル視点でチューニングします。
5. モバイル特有のUI/UXの工夫
スマホではページ遷移よりも、アコーディオンやタブ切り替えなど、1ページ内での情報整理が有効です。また、電話番号のタップで発信、地図のワンタップ表示など、スマホならではの機能も積極的に取り入れます。
■レスポンシブだけでは不十分?スマホ専用設計の必要性
レスポンシブデザインは非常に便利な技術ですが、すべての要件を完全に満たせるとは限りません。たとえばコンバージョン率を高めたいLPや、利用シーンが特殊な場合には、スマホ専用UIを別途設計することもあります。
私たちは、「ユーザーの行動」「目的」「使用シーン」によって、レスポンシブでいくのか、スマホ専用UIを設けるのかを最適に判断しています。
■スマホファーストの設計こそ、今の“標準”
私たちはスマートフォンサイトの制作を、「PCの縮小版を作ること」ではなく、「スマホで快適に伝えるための新しい設計」として捉えています。
そのためには、レスポンシブ対応はもちろん、モバイル特有の文脈・導線・読みやすさまで含めて総合的に最適化する必要があります。
どんなに良いサービスや情報でも、“届かなければ意味がない”。
そのための設計と改善を、私たちはスマホサイト制作に込めています。